ルビー、サファイアに続き、今回の4大宝石はエメラルドです。
エメラルドは、大変古い歴史を持つ宝石で、紀元前4000年には既にバビロンで取り引きされていたそうです。
エメラルドグリーンと言う色の名前もあるように、エメラルドは緑の宝石の代表であり、新緑を思わせる明るいグリーンは、5月の誕生石にピッタリですね。
鉱物としては、アクアマリンやモルガナイトと同じベリルの緑色変種です。
エメラルドが出来る条件を持つ鉱床に於いては、エメラルドは他の鉱物のわずかな隙間で成長することになり、どうしてもキズの多い小さな結晶になってしまいます。
ですので、キズが少ない大粒の天然エメラルドは大変希少です。
また、エメラルドをより一層美しくするために、オイル等を染み込ませる処理が一般的に行われています。
エメラルドはよく四角くカットされますね。エメラルド・カットと呼びますが、これはカット面を少なくして、エメラルドを守るためなのです。
エメラルドは、クレオパトラが愛した宝石としても知られています。
エメラルドを砕いて粉末にして、メイクに使ったそうですよ。
産地はコロンビアやロシアのウラル山脈などです。